誤ったグローバル現象最大最小の原理

今や日本はグローバル社会の中で様々な事業や政策を行ってきた。海外支援もひとつ、考えてみよ、全世界には恵まれない人々もごまんといる、これらの人々の救済のためと経済から教育まで支援策を打ち出して奔走する。みかけは理想的な行動である。だがこれを続けて行くとどうなるか、ここに最大最小の原理という考えがある。例えば大小いくつものコップにこぼれないように同じ量の水を入れるとする。

結論は一番小さいコップに合わせた量の水を入れることになるだろう。これが最小の原理だ、つまり後進国含め皆が平等社会を目指していくと一番貧しい国に合わせた行動をとらなくては平等は成り立たない理屈である。

わが国がこのまま進むといつしか日本人の半数は貧しくなってしまうということだ。それを防ぐためアメリカトランプ氏はアメリカ第一アメリカ人ファーストの政策に切り替えようとしたのだろう。日本も先だっての参議院選挙で参政党が大幅に議席を伸ばした、その理由は現状を打破するためには日本第一日本人ファーストで進むしかないと声を上げた。多くの日本人の本音である。

女性にしても共働きより家庭で子育てに専念したいと願う者が大半を占めている。ところが政府は経済のため男女平等社会のためと女性の就業を進めてきた、それもこれもグローバル社会の声を聞き入れた結果である。声なき声でなく巷で大声を上げる国際社会に働く女性たちの声である。セクハラに始まり各種のハラスメント、オレオレ詐欺に始まったネット詐欺などなど、また女性を狙った犯罪の増加、すべてが日本という風土に合わない国際社会の風に乗ったばかっりの事件や犯罪である。

日本をよくする日本人ファーストの考えは何れの国にあっても共通した大切な考えである、ところがそれでは経済が成り立たないと支援というアメをもって世界をかき回してきたのがアメリカでありそれに追従するNATO、日本である。そのためアメリカは戦争無くして成り立たない国に仕立て上げてしまった、民主化運動を煽動し各国間の小競り合いや戦争の引き金となった。誤った考えこそこの世から抹消しなくてはなるまい、それをトランプ政権と日本の参政党に期待するのである。



2025.7


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