日本が日本でなくなる日空気が変わる

正に観光観光で外国人の往来が激しいそれに伴い国内での外国人の不動産取得も大幅アップとなり賃貸マンションのオーナーが外国人といった予測できないことも生まれる、老舗の看板は残っても経営する人間はこれまた外国人、一体どうなっているのかと目を疑う。米価高騰の原因が外国への輸出をはじめ観光客目当ての外食産業の米需要の拡大などなど須らく観光政策の付けが日本国内をかき回してきた。

動植物ばかりか人間も混血人が蔓延り各界での主要な地位に就く、スポーツであれすべて、京都などはすでに外国人街と化し2000年の歴史も水泡と消えつつある。このままでよいのかと問うのである。グローバル、民主的で開かれた世界というゴロに酔いしれ島国日本の美が土足で踏みにじられている。言葉からはじまる生活も何語ともわからない造語が飛び交っている。

一昔前は京都へ行こうという気がした、しかし今では外国を見るようで何の興味すらわかない。古刹巡りも線香のにおいは薄れ公衆トイレのにおいでうんざりする。正に古都京都は無くなった。バスに乗っても自分の居場所はなく片隅で下を見ては時々目をそらす。どこの誰ともわからない人間たちが近所に引っ越してくる、挨拶もろくろく交わさない騒々しい声ばかり響いてくる日本脱出を考える、行く先などあてはない。


スパーに買い物に出かける、店内は異様なにおいに頭が痛くなる、若者たちの肌や髪に付ける化粧品の香りだろう。これもグローバル世界の残像だ。芳香剤の好みも昔と変わったのだろう、だがこの匂いだけは老人にはきつすぎる。洗濯物の匂いも今までにない匂いだ、抗雑菌等々化学薬品の匂いだ。変わったのだ、日本も世界並みの抗生物質を蓄えないと訳の分からない病気を引き起こすのだ。新型コロナがそうだった中国が発生源といわれてきたが不明である、百日風や麻疹、帯状疱疹などなどこのところ連日ニュースから伝えられている。これらも今までにない症状を引き起こすグローバル病気である。

グローバルと病気、そして観光すべてが今までの日本の空気を換えてしまう恐ろしい舶来品といえようか。このままほったらかしでよいのかと一人悩んでもどうにもならない。政府は観光優先と市場経済ばかり頭にあってか見向きもしない。

また外来品種の雑草が持ち上がってきた。道路一面に黄色い可愛い花が咲き誇っているが、北アメリカ産の外来種で繁殖力が旺盛で日本原産の草花が生き残れないという。高校生などボランティアーが根っこから掘り出し袋に入れて償却する作業が始まった。外来種の旺盛な繁殖、何処から持ち込まれたものか、調査している。多分に観光客の洋服についた種が落下し繁殖したのであろう。

外来種なにも植物ばかりか動物にも影響を与えてきた、対策を急ぎ歯止めを担った行政職員の姿も久しい。だが、動植物ならまだしもいよいよ人間にもその影響が及ぶとなっては他人ごとではあるまい。中国人の日本の不動産の買収が脅威となった。中国人ばかりでもないだろう、こうしたグローバルと観光という両輪が日本の生活を大きく狂わしていることに危機感を持ってほしい。日本が日本でなくなる日、それが現実に起こっているということを政府関係者並びにわれわれ日本人は認め早急な対策を講じるべきだろう。


2025.6


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