目を覚ませ独立国としての矜持をもて

これが独立国家の交渉かと日々思う。アメリカの関税引き上げに対する日本の態度である。自動車産業の損益ばかり目を付けて関税なしにしてくれとはどういう了見だ。恥ずかしくないのか頭を下げて頼み込むそして他方アメリカの求めになんでも応じようとする日本、赤沢氏の腹の中は何を考えている。自動車業界トヨタ自動車の使い走りのように頼み込んでいく薄っぺらな顔が覗いてならない。

過去は自動車産業が日本の経済の支えとなってきた、しかし時代は変わるのだ、トランプ氏に変わりアメリカも変わるその変化についていけない国でどうする。例えばアメリカ主導の日米同盟を見直す絶好の機会ととらえることができる、アメリカの関税案は飲みましょうその代わり日米同盟の在り方を正し相当な基地負担、沖縄基地の縮小、核の傘下からの脱出、日本は日本が守る強い主張の下でトランプ氏の考えを引き出す、これが独立国としてあるべき姿であろう。

今までが自動車産業への優遇措置のため他の産業の抑え込みや基地負担等々一自動車産業のため日本はアメリカの犠牲となってきたことは確かであろう。ウクライナ支援による負担増、隣国中国との摩擦、ロシアとの決裂は日本にとって大きな損失を招いてきた。世界からはアメリカ傘下の国としてG7などの首脳会議の発言権は薄れ常に末席に置かれる始末だった。自国第一を考え国内産業の充実を図る絶好のチャンスである。



2025.6


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