現行制度の見直し年金改革

過去において国会は社会保障の一環年金制度について議論が交わされてこなかった。サラリーマンにせよ自営業にせよ年金の仕組みほど分らないものはない。現役時代の報酬額に応じて支払うという制度もこれまた不公平そのものである。老豪の暮らしの安定化は現役時代の報酬額でなく一律に支払わなくてはならない。例えば老後夫婦二人でどのくらいの額があれば安心できるか、それは個人によって違うと反論すればきりがなく現行制度に終始してしまう。

最低生活の保障額が月額十数万円なら20万円あたりが年金額の最低として決めていくのが良い。夫婦二人で最低20万あればどうにか暮らしていけるはずである。それが現行ではどうか、二人で50万円以上受け取る夫婦もいれば月額10万縁未満の夫婦もいるこの差を解消するのが政治力である。現行制度があまりにも差別した公平な制度でないということだ、なぜ今まで国会で取り上げてこなかったか不思議である。

その一つに例えば国会議員を10年ほど勤めれば年金額が年収300万ほどつくといったサラリーマンには考えられない仕組みが残っているからだ。文化勲章しかりである。一生働いても10万円そこそこの年金しかならないという制度自体が不公平というのである。因みに現在夫婦二人の年金額は平均で二十数万と試算されている。だが夫婦二人で50万円以上受け取っているものも多くいる。

ここに社会保障制度の歪みが如実に表れている。月額50万円以上の夫婦は二人では使い切れない額だから孫や子供への養育費として回しているのも現状だろう、そのため20代30代の若者の中には働かず年金を目当てに暮らしている輩も多くいる。つまりじいちゃんばあちゃんに甘え放題ということだ。これでは良い社会は成り立たない、勤労の義務というものがなおざりにされている。

現行制度を見直し夫婦二人の場合最低額を20万以上に繰り上げ最高額は40万以下に抑えてはどうかと思うのである。こうした誰でも分かる仕組みを作ることが重要である。そうすることによって詐欺グループに狙われることなく暮らせる。老夫婦があまりにも必要な生活費を超えた額の年金収入を受け取っている現状を是正する必要がある。社会保障とはなにか、過去の古いしきたりに合わせるではなく現実的な目をもって決めていくべきである。


2024.10

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