選挙速報出口調査と報道の在り方を正せ |
毎年常に思うは選挙結果速報とテレビメディアの在り方である。昨日も都知事選の結果では午後8時の投票終了の時間に合わせNHKは小池都知事の再選確実と発表した。これは出口調査等を基にと伝えているが、これでは何のための投票と開票作業が必要かと選挙の在り方への不信は募るばかりだ。
恐ろしいの一言だ、これでは当選確実と伝えられた側は万歳と沸き立って結構だがそれ以外の候補者たちはどう感じどう受け止めているのか、つまらんことだがこうした一喜一憂の場面づくりが報道なのかとその対応を強く批判せざるを得ない。
選挙関係者、政府はこのことをどう受け止めてきたのか、テレビは出口調査で当落を判定し速報として流す。この傲慢な態度を誰も批判し正すよう勧告してこないのが不思議なことである。さらにテレビ側の行為は投票所に出向いてわざわざ投票する選挙人の行為そのものを蔑ろにするばかりか、夜中までかかって開票する作業員の行為を無視するかの行為に等しいではないか。
報道の自由だか何だか知らないが余りにもテレビなどの報道機関のやり放題に唖然とし、敢然とした規制規律が必要である。正に報道天国の習わしこそ即正すべき大きな社会問題である。自由主義と経済優先主義の表れでもある。
1分足らずで当落を宣言するNHKに猛省を求めたい。今やテレビは国家の権力そのものだ、大手を振って社会を闊歩している。総務省はじめ政府はこの実態を正し早急に戒めるべき対策と法律を策定してしかるべきだ。
2024.7