相撲界に反省をカド番脱出貴景勝 |
大相撲夏場所は照ノ富士の優勝で閉幕した。千秋楽照ノ富士との一戦もなすすべもなく土俵を割った。それでも前半戦の勝ち星に救われカド番を脱出した。元大関栃ノ心、高安、正代、御嶽海と平幕に下がっていく中なぜか一人貴景勝だけが再三のカド番ピンチを迎えながら大関の座を守りえたかが常に疑問のひとつであった。
ここ数年負けが先行すれば途中休場を繰り返してきた貴景勝、その疑惑は相撲界の組織ぐるみの黒い霧へと発展した。横綱にしたいという組織ぐるみの願いが大関の座から守ろうとあの手この手の八百長もどきの工作を仕掛け、カド番になると前半で勝ち星先行の取り組みをつくり、負けが込んでくると途中休場を余儀なくさせる、この繰り返しが今日まで続けられてきた。
組織ぐるみの疑いは対戦相手にも表れた。例えば押しといなし以外の技のない貴景勝に勝たせるためには大型力士でなく小型力士を組ませ、また力士によっては自分の相撲でなく貴景勝の相撲に合わせて敗れるというケースも多くみられた。ここにも力士間での暗黙の了解が覗かれた。
途中休場にしても明らかに故意的な措置に見えてならない。これは国技の精神を蔑ろにした不正行為といわざるを得ない。大関昇進以来今日まで二場所以上休みなく勤め上げた場所は何場所あったか、ほとんどが途中休場とカド番の繰り返しではなかったか。それでも大関の座を維持できたのも組織ぐるみと思われる援護策があったからであろう。
そこには相撲協会を含め組織ぐるみの暗黙の了解のもとでの貴景勝擁護が歴然と見えてくる。この状況を八角理事長はどう見てきたか、相撲協会はどうなのか、まさに組織ぐるみの八百長工作ではなかったか。大相撲は貴景勝フアンだけの相撲ではないだろう、このような疑惑だらけの大相撲は即刻中止か若しくは関係役員の刷新を図り出直すかの道しかあるまい。
2022.5