物騒な世界になぜ変わってしまった

今年になって世界はますます物騒な世界へと変わってしまった。ロシアウクライナ戦争はその最たるものである。その原因はバイデン政権に代わったことである。トランプ政権時代はメディアは様々な憶測で批判してきた。だがどうであった北朝鮮との友好的な前兆を作り上げてきたトランプ政権、ロシアとの関係云々とテレビメディアは批判してきたが・・・。

ところがバイデン政権に代わって各地でクーデターもどきの争いが起こり、北朝鮮の核の挑発、中国、ロシアの軍事体制の強化とアメリカバイデン政権をターゲットに激しさを増している。そのとばっちりをまともに受けているのが日本である。世界をアメリカ一色にしたいバイデンの野心が中国はじめ北朝鮮、ロシアなど共産圏の国々の反発を招き、北朝鮮による核ミサイル開発の誇示、中国の台湾への圧力などまた我が国へのミサイル発射による脅しなど緊張感は日々増してきた。

何故今までバイデン政権の対応を黙って見守っているのか不思議でならない。明らかにバイデンの政策に共産圏各国は挙って反発し暴動から戦争を引き起こしているのであることは明らかである。ロシアウクライナ戦争にしても停戦に持ち込むのではなく武器の支援によってますます長期化させてきた現状をメディアはなぜ批判しないのかである。

昨今、中国によるミサイル実験が我が国のEEZ内に5発も撃ち込まれたという、それに対して沖縄駐留のアメリカ軍は何をしたか、黙って状況を見守っているだけか、日本にしても海上自衛隊や有事に対する抑止力として装備してきた武器は何のためにあるのか、口で遺憾だと抗議するしか能力がなかった。有事のための抑止力としてのアメリカ軍基地を認めてきた日本の考えは誤っていないか、いざという時アメリカはわが国を守ってくれるのかは空言に終わってしまう。

アメリカバイデン政権の世界をかき回しアメリカ一国の考えに抑えようとすることが正しい国際社会の在り方かを改めて問わなくてはならない。ネット上で鈴木宗男氏が述べていた。広島原爆記念日に花束を献じたロシア大使は招待せず、他方原爆投下をしたアメリカ大使を招待云々の矛盾さを述べていたがまさにその通りだろう。

ロシアを排他しアメリカ一辺倒の日本に仕立てられたのもメディアの力とバイデン政権になってのことだ。過日安部晋三元総理が射殺された、そしてその後統一教会云々の情報を各テレビ局は伝え安部氏の功績どころかその裏側ばかりを嗅ぎまわっている。安部氏といえばトランプ氏とはゴルフ仲間の友人として付き合ってきた、そのことがメディアにとって面白くなかったのだろう、

トランプ氏がアメリカ某テレビ局の情報を「ヘイク」と諫めたその言動にアメリカメディアばかりかその傘下の日本のメディアもトランプ氏に反発してきたのである。北朝鮮との史上初めての会談の映像やその後の成り行きを伝える情報も何か奥歯にものが挟まるかのような言い回しで称賛する声などなく伝えていた。

何度でもいう何故こうした物騒な世界になったのか、申すまでもなくバイデン政権に変わったからだ。メディアには好都合な民主化と自由が支持を受けそれ以外の国からは戦争を含む我が国にとって緊張感の続く事態を招いてきた。岸田政府もバイデン政権の考えに同調し対ロシア、中国、北朝鮮と隣国をすべて敵に回さざるを得なくなった、北方領土問題などはるか夢のごとく消え去った。力なきリーダー岸田への不信感は募るばかりだ。


2022.8

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