政府は何をしている危機感のない凡人たち

東京都で感染者数過去最多の584人と発表された。どこまで無神経な政府と糾弾する。無神経なのは政府ばかりか旅行だ食事と出回っている人間たちもそうだ。コロナ影響下職を奪われ食事もままならない家庭、高校や大学への進学をあきらめざる得ない家庭が増えてきた。これがコロナウイルス渦の現状である。そうした家庭が増えても政府は貧乏人は死ねと言わんばかりの平然として、感染拡大はGo-Toトラベルのせいではないと無神経さを露わにしている、このふてぶてしさはどこからきたものか、さらに今日から中国との出入りを緩和するなど馬鹿も休み休みにせよと怒鳴りつけたい。

ブレーキとアクセルを同時に踏んでいる矛盾だらけの政府の対策、命あってこそ救われる、その局面に立たされ苦しんでいるのは観光業や飲食店ではない、コロナに感染し家族とも会えずいつ死がやってくるかの恐怖におびえている感染者本人たちである。安かろう得だと、旅行だ会食と自己本位に考えている人間たちの無神経さも感染拡大を進める大きな罪を犯している。

政府は、経済とコロナ対策を両立していくというが、今の政府の中に誰一人その力はない。もう少し謙虚になって己の未熟さに気づき、二兎追うのではなくコロナ一兎に絞って全力で立ち向かっていくべきだ。このページでも何度も言っている。財源は無尽蔵ではない、政府の指示に従えば給付金支給といった馬鹿げた対策はもうやめるべきである。

思い切った構造改革とは、半年くらいのスパンを持って、まずいまの貨幣価値を半分にする、物価を半分に下げる、そして国民の給与等収入も半分にする。当然保険料から住宅ローン一切合財半分にする。こうして貨幣価値を下げていけば飲食業や観光業界も収入が減ったにせよ、従業員への給与も半分に設定できれば解雇など不要となる、どうにか生きていけるだろう。

※ これは空言ではない、諸外国との輸出入や為替レートの問題等々課題はあるが、コロナ渦の中ではみな同じ悩みを抱えている。思い切って国際社会に投げかけてみることだ。足並みをそろえれば納得してもらえるはずだ。それだけ厳しい現状であることを訴えるのだ。黒田日銀総裁の力が試される時である。

こうした構造改革なくてはコロナを撲滅することはできない。とにかく一時的にせよ物価からすべてを半額にしてだれもがどうにか生活できる環境を作るのが急務である。さらにその上で不要な外出は禁止するといった法的自粛を講じる。この規則を守るのも国民一人一人の我慢である。今一番苦しいのは誰か考えよ、コロナに感染し重症となった当事者と家族ではないか。今できることやるべきことはこれ以上感染者を増やさないことだ。コロナを甘く見てはならない、強力な化学兵器である。

2020.12

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