大幅ダウンコロナ感染者数、何らかの圧力か

東京の感染者数が二けたに大幅ダウン、これをまともに受けてよいものか、肝心な分母にあたる検査数が明らかでない。一時は3000の検査に対して何名の感染といった具体的な情報を伝えてきたが、このところ検査数には触れず、単なる数字だけを流してきた。感染拡大の収束に向かう等々専門部会等の発言にもあるが、地方は逆に増えている。

情報としては何名の検査に対して何パーセントの陽性率かのほうがはるかにわかりやすい。さて安倍総理大臣の入退院の最中であるこうした情報は、もしや何らかの圧力があったのではないかと勘繰りたい。政府の対応が後手後手な杜撰な管理体制と批判を受け、支持率も急降下した矢先の事態である。

Go-Toトラベルは明らかに感染拡大を増長し、地方にまでその影響は広がってきたことは事実だろう。しかし経済優先な安倍政権下ではこれを認めないように何らかの手を打っている。それが検査数を減らし感染者数を減らし、一定の成果はあると嘯きたいのである。

テレビメディアはスポンサーが企業であればそのことに敏感に気づき、経済優先策に否定することなく協力している。NHKにあってもしかり、このところのコロナ情報も後回しになってきた。一番国民に知らせなくてはならないコロナ感染情報、何らかの圧力があって過小情報として伝えているようにも思われる。

さらに安倍氏の入退院に気遣っての情報と取られても仕方あるまい。正しい情報を抑え過小にした感染者数の情報はまさにフェイクニュースと指摘されても仕方あるまい。民放含め正義感などないメディア界には限界があるというものだろう。情報を信じて馬鹿を見るのは我々国民である。

2020.8

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