Go−To対策!見直せ観光立国日本 |
Go-To トラベル 馬鹿なキャンペーンが出たものだ。九州では大雨の被害、国内はコロナウイルスに緊迫してるこの時期にである。観光優先を決めたその元凶は誰だったか。観光立国の旗印で当選した国会議員の存在も大きい。観光会社を経て議員になる、当然足元の観光業の支援を受けての当選だから、その恩返しは観光商売に向けられる。ここに大きな過ち、汚職等につながっていく。
政府もその上申を聞き入れコロナ騒動が一段落したとして観光復活へののろしを上げた。まさに憂慮する誤った道を選んだものだ。Go-ToキャンペーンでなくGo−Toザ九州と呼びかけ支援者には宿泊費、旅費の全額負担の策を打ち出すほうがよほど国民に喜ばれる。今や、外国人観光客のため国内の観光地は日本という古来から守られてきた風習、伝統そして環境を汚されてしまった。国内の名所旧跡等は心無い外国人に荒らされ日本人はその陰でじっと我慢している、これが観光立国の実態である。
例えば観光地京都、三十年前はどこのお寺も静かで仏さんの居所として最適な場所であった。たまに訪れると静寂な雰囲気が疲れを癒され日本人に生まれてよかったとう実感を多くの人たちは味わった。ところが昨今、京都は外国人観光客でごった返し、静寂どころがどこの国の言葉かともわからない騒音にウンザリする。日本人のための神社仏閣が外国人のために占領され日本人の足は遠のいてしまった。
儲かるときは濡れ手に粟のごとく儲け、一方新型コロナウイルス感染が流行るとキャンセルは相次ぎ散々な目にあった。これは当たり前のことである。死に直面しているのは観光業ばかりではない、医療機関を含め一般人も多く犠牲になっている。その現状をみればコロナウイルスの影響で死活問題に立たされるのも社会の業である。いつまでも観光観光とこだわっていれば今後ますます国内は疲弊する。
おもてなしとは先ず身近な日本人に対する礼である。いつまでも外国人相手の水商売よろしく、人のふんどしで相撲を取る商売から足を洗っていただきたい。創意工夫して、日本人のための観光地復活を真っ先に考えるべきではないか。政府はじめ行政に苦言を呈する。水害で難にあっている多くの人、経済的に困窮して旅行どころでない人の気持ちも考えず、Go-Toキャンペーンとは何事か、政治に神経というものがないのか。
今やるべきことは、生ぬるいコロナ対策ではなく、条例や法改正を急ぎ、期間限定にせよ生活外の外出禁止令等々の命令を発出し、違反者には懲罰を科すといった厳しい処置を講じ、コロナ感染者ゼロに向けて取り組むのが先決であろう。
2020.7