選挙はゲームか!遊びじゃない! |
都民、国民に呼びかける。「選挙は遊びか、ゲームか」と、今回の都知事選をみると、立候補者の中に「令和新撰組 山本太郎」の名前がある。彼がどんな人物か都政を預けるにふさわしいかどうかという前に事は決している。新撰組とは何事か、遊びじゃない、子供の遊びの選挙だ。山本太郎が立候補できるのもそれを支える人間がいるからだが、その前に人物評価が大事であろう。
「政治をなめるな!」と叫ぶ都民国民の出現を期待する。これも現在の教育の在り方ばかりか、政治の在り方、安倍政権の在り方に問題があるからだ。安倍内閣の顔ぶれをみても何れも薄っぺらな恰好ばかり付けている人物が占めている。総理としての資質に欠けた人間の組閣の姿である。
選挙戦に勝てばそれでよい、昔はそうだった。しかし今は選挙を遊びだゲームと考えている輩が余りにも多いではないか。これは時代の流れ、政治の流れとみるべきだ。テレビで顔を売れば政治家になれる時代が遊びの選挙、ゲームの選挙に変身させた。これら大元であるテレビ局はじめメディア関係者は反省しなくてはなるまい。令和新撰組、山本氏本人は真剣に考えての政党名だろうが、それは独りよがりであって、以前NHKテレビドラマ「新撰組」に出演していたことと無関係ではあるまい。独りよがりの人物は、パブリシティーに酔うものだ。こうした人物がここ十年めっきりと多くなってきた。
選挙は遊びではない、政治はゲームやかけ引きではない。まさに憂慮すべき日本の体質だ!。本物の政治とはどういうものか、政治家にはどういった人物がふさわしいか、一から学んでほしいものだ。始末の悪いのは、今回の都知事選をみて、「時代は変わった、若者にも理由はある・・・」と知ったかふりしている人間たちである。知ったかぶりを捨て、日本という国家はどうあるべきか、どうすべきかを真剣に考えなくては、某大国の属国、植民地化してしまうということだ。
2020.7