全国高校駅伝

留学生起用は公正か
ここ数年来全国高校駅伝に留学生の起用が目立ちすぎる。留学生とはどういう立場なのか、駅伝のための助っ人なのかと甚だ疑問である。

過去にはこうした問題も含め1区10キロの最長区間は起用できないとしてきた。しかしそれに次ぐ3区、4区の8キロ以上の区間は留学生の起用が認められている。これでは何の効果もなく問題の解決にはならない。NHKの放送にしても留学生にスポットをあて、何人抜きをしているといった見世物よろしく追っかけ放映も不愉快この上ない。基礎体力の違う留学生と日本人では大人と子供の違いのようにはっきりとその差が歴然としている。時間にして1分以上のハンデも苦も無く挽回できる留学生の起用は誠に公正な競技を妨げる何物でもない。

その中で昨年の暮れの大会で留学生に頼らない長野の佐久長聖高校が優勝したことは誠に天晴であり日本人として特筆に値する。感動もひとしおである。こうした留学生に頼らない正々堂々の姿こそ高校駅伝のあるべき姿ではないのか。高校陸連および関係者に対し早急な改善を求める。

2018.1.15


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