これが民主政治か、普天間配備 |
これが民主政治と言えるのか。、沖縄県民が猛反対する中で、オスプレイ6機が普天間基地に配備された。主権は国民にあるという法の精神を真っ向から踏みにじる権力の行使である。基地の前には反対のため座り込む県民の姿、それを制止する警備隊、同じ県民同じ国民がアメリカ軍や政府のため小競り合いを繰り返し、けが人まで出すという事態を目の当たりにして、国民は何を感じ取ったかである。
反対する彼らは活動家などではない一般人である。主権とはなにか、この事態を招いた政府閣僚は、国民の前に跪いても謝罪するのがあるべき姿ではないのか。また、森本防衛省は何をしてきたか、入閣前、テレビ等で自論を翳していた本人が、今や政府の犬に成り下がりアメリカの言いなりの外交を許してきた。
沖縄の負担軽減は、口先だけの約束事に終わってしまうのか、ならばいっそうのこと東京近郊にでも、いや永田町界隈にでもオスプレイを配備をすればよい、さすれば自ずと身の危険を感じ、野田佳彦以下閣僚も目を覚ますだろう。自論が叶わない時には、森本氏自ら辞任をすればよい。
対岸の火のように遠くから沖縄を見つめ、日米合意という大義だけを優先させ、オスプレイ配備に目をつむる政府の面々をみるに、これが政治と言えるのか、わが日本はアメリカの属国ではない、独立国である。日米同盟は対等な関係の中にあってこそ、初めて互いの利益を齎すのである。これではアメリカ一方の国益だけが優先され、我が国には何の利益どころか損害を被るだけではないか。
改めて問う、主権在民とは何か、沖縄県民の心を冒涜した今回のオスプレイの配備は、力でねじ伏せる封建政治そのものと言わざるを得ない。沖縄県知事をはじめ宜野湾市長、そして沖縄県民は断固反対の意志を貫き、民主政治の礎になっていただきたい。
2012.10