フロックか桐生9秒98への疑惑 |
2018年日本選手権が終わった。注目を集めた桐生祥秀(22)は100m決勝で3位、200m4位に終わった。このところのビッグな大会で悉くトップンの座を譲ってきた桐生に対し大きな疑惑が湧いた。昨年の9秒98といい、高校時代10秒0の日本タイ記録といい、すべてがフロックだったのではないかと、さらにその当時のコースコンデションや計時の方法を含め人為的なやらせいうものを感じる。
NHKテレビの日本選手権を観戦していて常にこうした疑惑が頭を過った。放送スケジュールも桐生出場の100m、200mに合わせその注目を集めさせる演出と、映像とともに桐生の紹介を他の有力選手以上に流す演出が、桐生を陸上界の花形に仕立て上げる。その心象から察すると昨年の9秒98も作られた記録だったということもできる。彼の態度から見てもメディア慣れしたふてぶてしさが表れている。日本人初めての9秒台と騒ぎ立てるメディア、それに呼号する桐生というキャラクター、一蓮托生の不正な力をどうしても拭い去ることはできない。
なぜオリンピック選考会や日本選手権といったビッグな大会に自身の出した記録とは大幅にかけ離れた平凡な記録で終わり、他に先行を許してきたか。ますます桐生という人物を取り巻く環境への疑惑は強まるばかりである。
2日目の100m決勝、その3時間ほど前に200m予選を走った。これを例えれば100mで記録が出せず敗れても調整云々疲労感云々の理由建てが整っていた、だから桐生自身100m一本に絞らず自身の持つ記録への自信のなさがこうした2者択一の選択に走ったと考えてもおかしくはない。テレビを初めメディアの後押しが桐生からスポーツマンとしての潔白さを奪ってしまったともいえる。真相はどうなのか、昨年の9秒98はまこと正しい記録だったのか、改めて問う。
2018.6.26